mirai
住み処の変化
賃貸契約をし30万円と少しを支払った
同居するという形だか、やっていけるか
相手は夜 じぶんは昼
なので同じ時間が重なることは少ないので独りでいることが好きなじぶんにとってはよいことだ
これから電気ガス水道 郵便
そして免許転出転入 保険会社 ネットショップでも時郵書の変更手続きをしなくてはならない
そして汚部屋の掃除も
めんどくさいけどやることだらけ
年末年始を犠牲にしてどれだけ動けるか
来年はフットワーク軽めに生きていきたい
驚くほど近い過去
天も地も概念として忘れ去られた時代
空とは上の階層で、いくら見上げたところで確認できないほど高くそびえ立つ建造物の先
陸とは足の触れている所で、下には下があり、いくら降りようとその最後にはたどり着くかない
帰路
帰り道が嫌いだった
楽しかった一日から現実に引き戻される感覚や
疲れた一日からあしたも日常が続くんだなと考えさせられる時間
下手に考えて悲しい気持ちになり帰ることが多かった
特に家庭環境が悪いだとか、家に帰るのが嫌な理由があった訳ではないが
帰路となると、やはり一日の終わりとなってしまうからだろうか
一人で考える時間というものが好きだけれど
現実的なことを考えるのはとても悲惨な気持ちになる
今うまくいっていない
あの頃がよかった
今後どうなってしまうのか
そんなことを悩むいい時間でもある
後悔し反省し次に生かす
それができてたら苦労しない
なのでそんなことを悩んだって仕方がない
ポジティブバカでも真剣になる瞬間がある
悲しい気持ちというのはコントロールがつく
でも嬉しい気持ちというのはなかなかコントロールがつかない
その気持ちの高低さがメンタルを削り取り
よくない方向へ向かってしまう
まあいいか、で逃せたところで
後回しにするだけで解決には繋がらない
考え悩んだところで答えが簡単に出るよな人生ではないんだけれども
だからといって考えを停止して生きていけるような器用さは勿論ない
まあ、いいか
なんとかなるはず
明日のことは明日の自分に任せよう
突然の墜落
浮遊感と同時に視界がスローモーション下がっていった
落下していることを理解するのに時間はかからない
しかし落下を止める時間はかかってしまうようだった
目の前にあった鉄筋を掴むが、指のような細さであり、長く飛び出ているので体重を支えるのには不十分であった
落下のスピードは遅くはなったが止まらない
鉄筋は折れることなく曲がりほぼ180度曲がると落下も止まった
足元が膝下まで泥水に漬かっていた
体感時間でいうと長く落下していたが、落ちた距離はちょっとした段差ほどで2メートルもなかった
足元の泥水は深く、足場もないため
頼りない細い鉄の棒にしがみついて宙ぶらりんであった
凸凹のある壁をボルダリングするかのようにして何とか陸地に上がり落ちたところを見てみると
怪我がなかったのが不思議と思えるような深さと広さ、そして瓦礫や鉄骨が突き出ていた
浮遊感を感じたとき、何故か助かる気しかしなかった
靴も靴下も泥水でびたびたになりながら、落下した危険なところから遠ざかり、心拍が遅れてバクバクとしてくるのを感じた
勿論、落ちたのは故意ではないが走馬灯ってやつが見れなかった
時間がたてば靴も乾くし怪我もなかったので忘れていく事だろうが
あの感覚ってのは忘れないのだろうか
忘れてもいいが、忘れずにいたい
忘れたいが、忘れてもいい
これから落下に気を付けたいが、予期せぬ出来事とは起こってしまう
どうにでもなれと放り投げたいが
やはり、どうにかなりたくはない
そういったエゴの塊まり