arusenpaiの日記

ある、先輩の備忘録兼日記 フィクション

帰路

帰り道が嫌いだった

楽しかった一日から現実に引き戻される感覚や

疲れた一日からあしたも日常が続くんだなと考えさせられる時間

下手に考えて悲しい気持ちになり帰ることが多かった


特に家庭環境が悪いだとか、家に帰るのが嫌な理由があった訳ではないが

帰路となると、やはり一日の終わりとなってしまうからだろうか

一人で考える時間というものが好きだけれど

現実的なことを考えるのはとても悲惨な気持ちになる

今うまくいっていない

あの頃がよかった

今後どうなってしまうのか


そんなことを悩むいい時間でもある

後悔し反省し次に生かす

それができてたら苦労しない

なのでそんなことを悩んだって仕方がない

ポジティブバカでも真剣になる瞬間がある

悲しい気持ちというのはコントロールがつく

でも嬉しい気持ちというのはなかなかコントロールがつかない

その気持ちの高低さがメンタルを削り取り

よくない方向へ向かってしまう

まあいいか、で逃せたところで

後回しにするだけで解決には繋がらない

考え悩んだところで答えが簡単に出るよな人生ではないんだけれども

だからといって考えを停止して生きていけるような器用さは勿論ない



まあ、いいか
なんとかなるはず

明日のことは明日の自分に任せよう